米国株高も続落
昨日の東京株式市場は日経平均が3日続落、TOPIXは2日続落となりました。22日の米国市場は2月中古住宅販売件数やシカゴ連銀全米活動指数が市場様相を下回り、長期金利が低下したことからハイテク株が上昇し、ナスダックが続伸、NYダウとS&P500は反発となりました。
値嵩株に戻り売り
NY市場の流れを受けた東京市場は寄り付きから値嵩株に買い戻しが入り322円高までありました。しかし、日銀のETF購入策の変更により日経平均型からTOPIX型へのリバランスが続いているようで、ファーストリテイリングやSBGなどは寄りから数分で戻り売りを浴びせられました。これら指数寄与度の高い値嵩株が水面下に沈むと日経平均もTOPIXもマイナスゾーンへ。
TOPIXは崩れてないが…
TOPIXのテクニカルチャートは崩れておりませんが、日経平均は5日線と25日線がデッドクロス。一目均衡表でも雲上限にタッチしてきており、遅行スパンは日々線の中に入り込み転換線にタッチしてきました。日経平均の日足は下放れ二本黒を示現。本日下寄りすれば黙して売り。戻しがあれば目をつぶって売り、と先人は教えてくれています。
戻り一杯で上値乏しい
業種別指数をみるとその他製品のみ高く、33業種中32業種が売られ、中でも海運や鉄鋼、陸運、銀行の下げが大きくなりました。このところTOPIXを引っ張ってきた業種に利食いを急ぐ動きが見られたのが特徴です。どうも相場は戻り一杯で上値は乏しいのではないでしょうか。
日本電産をヘッジ売り
日本電産<6594>のヘッジ売りを考えてみたいと考えます。日足は25日線タッチで押し戻され、一目均衡表でも雲下限で勢いが止まりました。週足は先週5週線と13週線がデッドクロスしており、13週線の1万3750円を超えたらロスカットとして売りとしたいところです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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