陰の陽孕み【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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75日線を死守する動き

昨日の東京株式市場は5日ぶりに反発しています。流石に4日続落で1811円もの値幅で下落したことで押し目買いが入っています。75日移動平均線(2万8420円)にタッチしたことでここを死守する動きです。終り値は前日比324円高の2万8729円、出来高概算12.4億株、売買代金は2兆7080億円でした。

リバウンドはしたが…

リバウンドは致しましたが、出来高、売買代金は減少しました。日足は陰の陽孕み。前日の陰線の中に陽線が納まるような形であり、本日が上寄りの陽線ならば相場転換の可能性がありますが、逆に下寄り陰線になった場合はダウントレンド継続という足です。

米インフラ投資は最大4兆ドル

ところでバイデン大統領が今月末31日にピッツバーグを訪問し、数兆ドル規模のインフラ投資計画を発表するとホワイトハウスが発表しました。報道によると、今回の計画はインフラ整備、気候変動や所得格差への対応などが中心で、関連支出は最大4兆ドル規模になるようです。

増税や減税打ち切り、国債増発も

先日1.9兆ドルの追加経済対策を決めたばかりであり、財源問題などが今回は取りざたされることになります。市場には大規模インフラ投資計画への市場の期待はあるものの、バイデン政権の増税計画を警戒せねばなりません。トランプ前政権下で実施された富裕層向け減税措置や法人減税が打ち切られる可能性が高く、更に国債増発も予想されるところです。

金融政策対応に注目

増税と金利上昇によって市場環境は大幅に悪化する可能性は残されており、今後は金融政策面での対応が注目されそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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