オキサイド急動意【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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エネルギー不足で個別物色

昨日の東京株式市場は反発となりました。米国市場が決算発表の本格化を前に小動きだっただけに意外な値幅上昇となりましたが、相変わらず出来高、売買代金は低迷しており、ファーストリテイリングやSBGなど値嵩株に引っ張り上げられた印象で、本格上昇相場とは程遠いと思われます。日足は25日線が下値サポートとして意識されているようですが、5日線を挟んで回復したり割り込んだりの繰り返しに過ぎません。エネルギー不足の相場ですので自然、テーマ株よりも個別物色の色彩が濃くなります。

今期も二桁増収増益計画

今週の本紙電子版でご紹介したオキサイド<6521>が急動意。月曜日の寄り付き5980円から昨日は6900円までありました。価格帯別売買高は6300円近辺で膨らんでいましたが、そこを抜け出したことで動きやすくなりました。12日の引け後に2021年2月期の決算が発表されましたが、前期の二桁増収、三桁増益につづき、今期も二桁の増収増益計画となりました。

唯一無二で引き合い絶えず

同社の光学単結晶はスマートフォンやパソコンの高性能化に必要不可欠な半導体検査装置に組み込まれており、その世界シェアは95%。更に最先端のガン検査装置に採用されているものもあり、唯一無二の存在として世界中から引き合いが絶えないということです。

単結晶で他の追随を許さない技術

同社は、Forbes Japanが主催するForbes Japan Small Giants Award2021ではグランプリを受賞。2014年には経済産業省のグローバルニッチトップ100選にも選出されており、単結晶分野において他社の追随を許さない技術を有しています。そのため上位株主にはNTTアドバンステクノロジ、日立ハイテク、ニコンやレーザーテックが資本業務提携先として名を連ねています。

化ける可能性あり

IPO翌日の今月6日には7200円まで上昇後、一転ストップ安の5850円まで売られましたが、昨日の急騰で下げ幅の約70%を回復しました。ここより化ける可能性あり、引き続き注目してみたいと思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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