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調整一巡かと思われたが…
昨日の東京株式市場は一時7月16日以来の2万8000円台回復場面がありました。先週お伝えしましたように、6月15日と25日高値を結ぶ右肩下がりトレンドを突破し、7月26日と27日に上値を揃えた毛抜き天井高値の2万8036円をも超えたことで、ようやく調整一巡かと思われましたが、麻生財務相が経済対策や補正予算は考えていないとしたことで、戻り売りが持ち込まれて失速してしまいました。
期日迎えも好決算で株価割安
今年の日経平均高値は2月16日であることから、今週から来週前半に高値期日を迎えます。期日迎え銘柄には戻り売りが出てきて当然であり、右肩上がりへと転換するには需給改善が必要です。日経新聞によると先週末までに上場企業の1263社の決算が発表されましたが、そのうち70%が増益だと伝わっています。日経平均採用銘柄の一株利益は6日段階で2120円に跳ね上がりました。今週も約1160社の決算発表が予定されておりますが、更に伸びることが期待できそうです。そうなると株価割安感が強調されるでしょう。
決算発表一巡するまで個別物色
ただ、今週はお盆週間であり市場参加者は限られます。一方、米国でも10日から米国議会が9月12日まで休会となり、サマーバケーションシーズンとなります。市場エネルギーの低下が見込まれるため、決算発表が一巡するまでは個別物色が中心ということになりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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