マザーズ市場に底入れ機運【転ばぬ先のテクニカル】

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悪材料重なり大幅反落

先週の東京株式市場は大幅反落となりました。新型コロナのウイルス感染拡大に加え、中国の景気減速懸念やアフガン情勢の悪化に伴う地政学的リスクの浮上。米FOMC議事要旨では早期のテーパリング開始を示唆し、ダメ押しのようにトヨタ自動車の9月減産といった具合で悪材料が重なりました。堅調な輸出企業の業績が強気派の拠り所だっただけに、下方修正懸念から手を伸ばしにくい環境となってしまいました。

大台割れで投げ売り一巡

一方で昨年10月高値以降下げ続けてきたマザーズ市場が一時大台割れとなったことで投げ売り一巡感が出てきました。18日に日足で陽線包み足を形成し底入れを示唆。週足は下放れの十字足形成となり、こちらも底入れを示唆しました。23日に上放れ陽線となれば明けの明星の相場好転サインとなり得ますので期待したいところです。

日々勇太朗

 

好業績銘柄の切り返し狙う【正直じいさんの株で大判小判】

悪材料続出し下値探る
 前週の東京市場は悪材料が続出し、下値を探りました。新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず、アフガン情勢悪化による地政学リスクも浮上、FOMC議事要旨はテーパリングを示唆する内容で、トヨタの大幅減産も明らかになりました。経済正常の遅れが懸念されるなか、米早期利上げ観測が強まり、企業業績の上振れ期待が後退したことで、日経平均は直近安値を下回り、週末は一段安で一時2万7000円を割り込んでいます。

マザーズ出直りの兆し
 ただ、追い証発生による投げが一巡したようで、マザーズ指数についてはフシ目の1000ポイント割れから急速に切り返し、5日線を回復するなど出直りの兆しを見せており、推奨銘柄ではスマレジ<4431>が最高値、オキサイド<6521>は一旦25日線レベルまで反発しています。全般は一段の下値を覚悟せざるを得ない状況で慎重な対応が必要ですが、売り込まれた好業績銘柄の切り返しを狙う基本方針に変更はなく、個別に値動きを見極めていく考えです。

花咲 翁

株式投資,アドバイス,日経平均,スマレジ,オキサイド

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