75日線回復【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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2月以降の調整が完了

昨日の東京株式市場は3連騰となりました。日経平均は一気に75日線(2万8292円)を捉えてきました。一目均衡表でも雲の上限を突破しだしており、2月以降の調整が完了したサインです。2万8500円から2万9000円までは2月高値以降の滞留日数が長く、累積出来高が一番分厚い価格帯です。この価格帯を一気に抜くには相当な売買代金の急増がないと難しい難所です。

TOPIX3月高値クリア時間の問題

ところがTOPIXは1950ポイントから1970ポイントの難所を抜き去りました。高値期日は今月19日ですが、戻り売りをこなす足元の急伸は意外な展開です。6月16日の1983.13ポイントをクリアすれば3月高値クリアは時間の問題となりましょう。

十分に悪材料織り込む

日本株は海外株高を他所に半年に渡る調整をしてきました。その間に、新型コロナのデルタ株感染拡大や不透明な政局、景気減速懸念などを織り込んできました。今週に入り東京都の新規感染患者数が徐々に減少しだしたことや、自民党執行部の刷新との見方が出てきていること、米中の景気指標の鈍化傾向によりテーパリングが急がれる必要が薄らぎつつあることなど、相場が十分に悪材料視されてきたものを織り込んで動き出したことが伺えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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