新たなサイクル【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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過熱間から上げ一服

昨日の東京株式市場は9日ぶりに反落しました。流石に足元の相場が過熱しており一服の動きです。前日の引け段階で日経平均は25日線から7.4%上方乖離し、過熱ゾーンの5%を大きく上回りました。25日騰落レシオも125%の過熱の目安の120%を越えてきました。サイコロジカルラインは10勝2敗。サイコロジカルラインとは過去12日間の前日比勝敗です。過去に16連騰という記録もありますが、8連騰は昨年11月以来であり、ここで落ち着きたい局面。

日経平均は14~15日サイクル

ただし、テクニカル指標がピークアウトしたからといって株価が下がる訳ではありません。横ばい推移で過熱が冷めるのを待つのもOKです。ここより14日程度は横ばい推移か押し目形成の時間です。このところ日経平均には14~15日サイクルでボトムをつけるパターンが続いています。
5月13日の2万7385安値から5月28日の2万9194円高値を通過して6月2日の2万8565円安値まで15日。2万8565円安値から6月19日の2万9480円高値を通過して6月21日の2万7795安値まで14日。2万7796円安値から6月25日の2万9174円高値を通過して7月9日の2万7419円安値まで15日。2万7419円安値から7月13日の2万8852円高値を通過して7月30日の2万7272円安値まで14日。2万7272円安値から8月12日の2万8279円高値を通過して8月20日の2万6954円安値まで15日。そして2万6954円高値から9月8日の3万241円高値までが14日でした。

過熱感冷ます局面が仕込み場

今回は上げの期間が長く、新たな波動に転換したことが伺えます。それは日経平均に先んじてTOPIXが年初来高値を更新したことに示されています。ボトムからボトムが14~15日サイクルを続けてきた相場が、今回ボトムからトップに15日を要しました。このことも新たな波動に転換した証と思われ、ここより過熱感を一時的に冷ます局面が仕込み場でしょう。今後は高値から安値を経過して次の高値が14~15日後かもしれません。この局面を冷静に引き付けて仕込んでいけば、総裁選~衆院選という選挙アノマリーから秋には大きな収穫期を迎えるのではないかと思います。

日々勇太朗

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