31年ぶりの高値水準【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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超過熱状態

昨日の東京株式市場は3日続伸し、2月16日の高値(大引けベース:3万467円、ザラ場ベースの3万714円)を超え31年ぶりの高値水準に上昇。日経平均は一時3万795円高値までありましたが、25日移動平均線との乖離率はピタリ8.0%。25日騰落レシオも152%と超過熱状態。そしてサイコロジカルラインは11勝1敗となりました。8月20日の2万6954円を起点とした上昇相場は日足で四空形成。そして日足ローソク足は11日連続の陽線形成。

アルゴリズムが主体?

日銀や年金は順張りで仕掛けません。個人投資家も同様で押し目買い戦略中心のため、このような局面では利食い売り優勢です。となると国内機関投資家か海外投資家の買いが相場を押し上げていると考えられます。しかし、主力大型株の板は薄く、ザラ場で日本製鐵の板を見ていましたが、1万株以上の指値が見当たりませんでした。これはSBGも同様でスカスカの板になっています。ということは、この上げはヘッジファンドなどが多用するアルゴリズム取引が主体ではないでしょうか。

ポジション軽くして様子見

上げ相場に文句などございませんが、さすがに様々なテクニカル指標が過熱してきました。仮にこの上げ相場がアルゴにより持ち上げられているのなら、突然の方向転換もありえます。アベノミクス相場でも過熱局面はなんどもありました。しかし、25日線との乖離が8~9%まで広がると、突然の値幅調整が起こりました。相場は強気で見ていますが、この局面はポジションを軽くして様子見が賢明だと思われます。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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