内需関連銘柄が浮上か【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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中国恒大集団の利払い日前に手控え

22日の東京市場は続落しました。米FOMC開催中に加え23日には中国恒大集団の利払い日を控えており手控えられました。取引時間中には一部の通信社が利払いに応じる模様と伝えたことでプラス圏まで戻す場面もありましたが、元建て社債のみでドル建て社債については不明だったことから再度売られました。

急騰に対する押し目形成

日経平均は9月6日~7日に空けた二空目を埋めました。一空目の2万9149円~2万9469円の窓も埋めるかもしれません。仮にそうなったとしても25日線、75日線を上回っており、それらは上向きに転じています。8月下旬からの急騰に対する押し目形成という見方に変化はありません。

NYダウデッドクロス近づく

問題はNY市場です。NYダウは先週末から75日線を下回っています。8月16日高値を中心に三尊天井形成のような形状となっており、25日線と75日線のデッドクロスが近づいています。週足では26週線を割り込んでおり、一目均衡表の週足基準線を割り込みました。コロナ暴落以降の上昇過程では一度もなかった現象であり、遅行スパンの陰転が近づいています。

S&P500切り返せないなら値幅調整

S&P500は75日線を割れて2日間経過。ナスダックはなんとか75日線上で踏ん張っていますが、ここで切り返せないようだと大幅な値幅調整へと進むでしょう。

為替はリスク回避の円買い

為替市場ではテーパリングを先取りする形でドルインデックスが強含んでいますが、ドル円相場は中国恒大集団問題でリスク回避の円買いにより13週線、26週線を割り込む円高が進みだしました。中国依存度の高い銘柄や輸出関連銘柄は厳しく、内需関連銘柄が次の上昇再開時の物色対象となりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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