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ようやく反発機運
昨日の東京株式市場はようやく反発機運が高まってきました。前日まで8連敗と2009年7月の9連敗以来の連続下落となりましたが、水星逆行期間の中間点を通過したことで変化の兆しが出てきました。日経平均は9日ぶりに反発し一時2万8000円台回復場面がありました。
本日の位置取りが重要
日足は7日振りの陽線形成ですが、前日の陰線の中での孕みです。ただし、実態部分はわずかに13円しかなく上髭が337円もありました。5日線付近では戻り売り圧力の強さが垣間見えました。一般に陰の陽孕みは翌日が上寄り陽線ならば相場転換と言いますが、一方、TOPIXは9連敗となっており、陰線が3本横並びとなってしまいました。底値圏での陰の陰孕みは、翌日安値寄りでも前日の陰線を包み込む陽線となったり、上放れた陽線となった場合は買い転換となる可能性が高くなるために、本日の位置取りが重要です。
イベントの多く動きづらい一日
さて、本日は10月限オプションSQです。また、上海市場が国慶節明けで取引が再開します。中国恒大問題もあり、どのような休み明けとなるのか注目です。また、米国市場では9月の雇用統計が発表されます。イベントの多い日ですので動きづらい一日となりそうです。
自律反発なら上値の目途は…
日経平均は9月14日の3万795円から、昨日の2万7293円まで急落しました。ここで目先、底打ちして自律反発に向かうなら、下げ幅の38.2%戻しで2万8630円、半値戻しで2万9044円あたりが上値の目途として考えられます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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