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続伸も日中高値からは値を消す
昨日の東京株式市場は続伸しましたが、日中高値からは大きく値を消しました。170円高の2万9385円で寄り付いた日経平均は、一時274円高の2万9489円高値まで上昇しました。しかし、アドバンテストや東京エレクトロンなどの日経平均寄与率の高い半導体値嵩株に利食いが入ると値を消しました。
物色銘柄コロコロ変わる
このところ物色銘柄がコロコロと変わっており、前日まで大人しかった陸運や空運などのアフターコロナ株が突然急騰。一方で中国の商品取引所で石炭先物相場が過去最高値から一転してストップ安に崩れ、資源関連銘柄には大きく値を消すものが目立ちました。
2万9500円近辺では戻り売り
業種別指数は33業種中、値上がりは16業種とイーブンですが、値上がり銘柄790に対し値下がり銘柄は1280といった具合です。また、東証一部は続伸しましたが、ジャスダックやマザーズは売られました。規模別指数は大型株指数のみ上昇で中型株、小型株は安く、2万9500円近辺では戻り売りが出やすいことが伺えました。
25日線上固め
取り敢えず日経平均もTOPIXも25日線を回復しました。しかし、現在は25日線は右肩下がりとなっているために、本日以降25日線上を固める必要があります。直ぐに割り込んでしまうようであれば、好転シグナルがダマシとなってしまい、その場合は2万8500円近辺の75日線までの押し目となる可能性があります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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