前日の好転シグナルはダマシ【転ばぬ先のテクニカル】

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半導体関連売られ大幅反落

昨日の東京株式市場は大幅反落しました。前日に発表されたオランダの半導体製造装置メーカーであるASMLHDの7~9月期決算は1株利益が4.27ユーロと市場予想を超過しました。半導体の微細化に不可欠なEUV露光装置の販売が順調ということでしたが、ただ、公表された10~12月期の売上高見通しが市場予想に届かず、株価は4.15%の大幅安になりました。そのため半導体関連銘柄が寄り付きから売られたため、指数を押し下げました。

恒大グループ株取引再開で手控え

また、巨額の債務を抱えて経営難に陥っている中国の不動産大手恒大グループは、傘下の企業の株式を売却する交渉が成立しなかったことを明らかにしました。売却によって資金繰りを改善させるねらいでしたが、経営はさらに苦しくなるとみられます。今週末にXデーを迎えるため、デフォルトの可能性が高まってきました。この交渉のために香港証券取引所では10月4日以降、恒大グループの株式の取り引きが停止されていましたが、昨日から再開される見通しと朝方伝わっていましたので、手控え要因となりました(寄り付きは10.5%安の2.64香港ドルでした)。

5日線割れるや一気に下げ幅拡大

日経平均は2万9000円大台を割り込んでしまいました。昨日の当欄で、「本日以降25日線上を固める必要があります。直ぐに割り込んでしまうようであれば、好転シグナルがダマシとなってしまい、その場合は2万8500円近辺の75日線までの押し目となる可能性があります」としましたが、朝方持ちこたえていた日経平均は後場に入って5日線割れとなるや一気に下げ幅を拡大しました。

悪材料により手仕舞い売り

9月14日の3万795円から岸田ショックで2万7293円まで下落して、20日は一時2万9489円まで戻しました。3502円幅の下落に対し黄金分割比の61.8%戻しとなる2万9457円を回復したことで、戻り売り圧力が高まっていましたので、上記のような悪材料により手仕舞い売りが出やすい環境でした。

押し目買いも下値支持線割れば手仕舞い

このところ一目均衡表の雲上限に沿って上げてきましたが、昨日は一気に雲の下限を割り込んでしまいました。転換線が2万8691円、13週線が2万8666円、26週線が2万8637円、75日線が2万8535円に位置しており、ここで止まる可能性は高いと考えますが、もしこれらを割り込んでしまう場合は2万7000円割れもありえますので、この下落局面は押し目買いで良いでしょうが、上記下値支持線を割り込めば手仕舞いとなりましょう。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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