体感温度は2万5000円か【転ばぬ先のテクニカル】

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55.7兆円規模の経済対策も…

昨日の東京株式市場は一時286円安までありましたが、14時頃に政府が明日閣議決定する経済対策の事業規模が財政支出ベースで55.7兆円規模となるとの報道で急速に戻しました。しかし、家計や企業向けの給付が中心のようで、経済成長を底上げする政策に乏しいようであり、株式市場を大きく押し上げる効果には至らない模様です。

NYはトリプルウィッチング

週末のNY市場はトリプルウィッチング、日本で言うところのメジャーSQです。いつもお伝えすることですが、米国市場はトリプルウィッチング後は株価調整を毎回しています。主要3指数が史上最高値圏に位置しているために少し警戒が必要かもしれません。

NYダウは少しヒビ入る

ナスダックとS&P500指数は日足、週足とも問題なく右肩上がりを形成しています。しかしNYダウは少しヒビが入ってきました。17日は211ドル安の3万5931ドルで取引を終えていますが、ザラ場では3万5909ドル安値まであり、11日の安値を割り込んでいました。終値ベースで3万5921ドルを割り込むと8日高値から日足二段下げとなります。

3万5000ドル攻防の可能性

また、25日線が3万5837ドルに位置しており、二段下げすれば割り込む可能性が高まります。週足では3万5971ドルに位置する5週線を割り込みだしてきました。13週線が3万5310ドル、26週線が3万5027ドルに位置しており、3万5000ドル攻防へと進む可能性を考えておく必要はありそうです。

日本株堅調も340銘柄が新安値

ただ、日本株は11月~12月高という習性があるために、米国市場の調整に連れ安するならそこは買い場提供と考えて良いと思います。しかし、日経平均やTOPIXは高値圏で堅調推移していますが、昨日は東証一部で221銘柄、東証全体では340銘柄の新安値銘柄が出ています。

強い銘柄につくのが鉄則

日経平均は2万9000円~3万円手前でこのところもみあっていますが、新安値銘柄の株価位置を確認すると2万5000円くらいに感じます。このような相場では強い銘柄につくことが鉄則です。また腹八分目で噴き値では利食いして資金を回転させることが必要でしょう。

ユメルリンク利食い次に目を向ける

個別では一昨日ご紹介しましたユメルリンク<4372>が1300円台を回復してきました。これで11日安値から日足二段上げしてきました。9月22日IPO銘柄で上場初日高値から崩れてきた銘柄ですが1400円台後半から1500円台では累積出来高が多い価格帯であり、その手前では利益確定して次に目を向けておくべきでしょう。

日々勇太朗

 

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