大幅反発も新安値多数【転ばぬ先のテクニカル】

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東京株式市場は反発

昨日の東京株式市場は反発しました。前日まで2日間で日経平均は1100円を超える急落をしていたことや2万8000円割れの値ごろ感に加え、米モデルナが同社の新型コロナワクチンの3回目接種が「オミクロン型」に有効だと発表したことや、塩野義製薬が新型コロナの飲み薬がオミクロン型にも有効だとする実験室レベルでの初期分析を発表したことなどにより安心感が広がりました。

2万9000円台乗せなるか

日経平均は2万8533円高値まであり、5日線を回復しました。問題はここから上です。一目均衡表・日足では現在、雲の下に位置しており、雲下限は2万9044円に位置しています。週足では雲の中での推移であり、雲上限は2万8622円に位置しています。まずは週足の雲上限を抜けきることができるのかどうか、そして抜けた場合、2万9000円台に乗せることができるのかどうかです。

TOPIXの反発は限られる

日経平均は前日の下落をほぼ取り戻しましたが、TOPIXの反発は限られました。日経平均型でリバウンドした一日であり、東京エレクトロンやファーストリテイリングなどの値嵩株主導でした。値上がり銘柄1630と値下がり銘柄430を圧倒しましたが、東証一部の新安値銘柄は138を数えており、下げ止まらない銘柄が多数あることによりTOPIXは厳しい状況。

値ごろで買っても報われない

出来高を伴って一気に下げてくれれば底打ちも早いのですが、ダラダラ下げる銘柄が多く、そうした銘柄を値ごろ感で買っても報われることはないでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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