スケジュール満載の注目週【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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押し目買い入り反発

昨日の東京株式市場は日経平均が一時319円安の2万7203円まで下落しましたが、その後、押し目買いが入り反発して取引を終えました。日経平均、TOPIXともに日足は3日連続で陽線形成となり、日経平均は2万7000円近辺、TOPIXは1900ポイント近辺が底堅いことを示しています。

しばしリバウンド試す

先週は昨年9月からの三角保ち合いと見られていた下値支持線を割り込みましたが、昨年8月20日安値の終り値安値2万7013円、ザラ場安値の2万6954円を割り込まない限り、ぎりぎりボックス相場が維持されており、しばしリバウンドを試す可能性は高いでしょう。

年間利上げ7回の予想も

さて、今週は注目のスケジュールが多い週です。中でも最大注目が25~26日の米FOMCです。3月の利上げ開始はほぼ確定ですが、年間の利上げ回数が何回くらいになるのかです。昨年末は年3回と見られていましたが、その後4回となり、直近では7回といった予想が出てきました。

ショートカバーでアク抜けの可能性

今年のFOMCは8回予定されており、今回は行われませんので、その後のFOMC全てで利上げとはかなり無茶な予想に思えます。今回のFOMCで利上げの回数や上げ幅でタカ派との印象が広がってもある程度織り込んでいるでしょうし、市場予想よりもハト派であれば急激なショートカバーによりアク抜けの可能性もありますので、パウエルFRB議長の発言に注目が集まることになります。

米主力企業の決算発表相次ぐ

また、今週は企業業績にも注目が集まる週です。今週の米国では今晩がマイクロソフト、GE、スリーエム、26日がインテル、テスラ、ボーイング、27日にアップル、28日にキャタピラーなどの主力企業の決算発表が相次ぎます。

業績相場への大きな転換点

国内でも本日がディスコ、26日に日本電産、ファナック、27日に信越化学、アドバンテスト、28日にOLCなど注目企業の決算発表が予定されています。現在の相場が金融相場から業績相場への端境期であるならば、大きな転換点になる可能性があります。

CYBERDYNE診療報酬改定で見直し

個別ではCYBERDYNE<7779>に注目してみたいと思います。先週19日に中央社会保険医療協議会が開催され、診療報酬改定において対応する優先度が高い技術として装着型サイボーグによるニューロリハビリテーションが評価され、サイバーダインが提供する神経筋疾患向けHAL利用に次期診療報酬改定で見直される可能性が出てきました。

赤三兵の買い線で逆日歩

SMBC日興証券ではこの評価によりレーティングを2段階引き上げて最上格の「1」へ、目標株価を1000円としており、株価は3日続伸の赤三兵の買い線が出てきました。日証金ベースでは株不足となっており、逆日歩が付き出しており、年初来安値を割り込んだ場合はロスカットとして、ここでは買い目線で見たいと思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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