グロース株の反発環境が整いつつある【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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レーザーテックの値動きに注目

日々のコラムで筆者は先週から原油価格と米長期債利回りの一旦のピークアウトの可能性を指摘してきましたが、と同時に先週はレーザーテック(6920)株の値動きに注意を払っていました。

孕みのどちらに動くか

レーザーテックの高値期日が来週4日(月)に近づく中、先々週17日(金)にシリコンバレーのKLA社が検査装置への参入検討というニュースで下放れの急落となり、先週20日(月)も続落しました。その後、21日~23日は20日の陰線値幅内での値動きとなり孕み線が続きました。この孕みのどちらに株価が動いていくのかに注意を払っていた訳です。

久々にグロース株に流れ

そして週末24日(金)に20日の高値を突破して上昇トレンドが発生しました。今週は上述の流れが続くなら米ナスダック市場の反発が期待されることから、東京市場でも久々にグロース株に流れが傾くのではないかと思われます。

原油先物は基調転換も

尚、WTI原油先物は6月8日の122.11ドルから23日には104.27ドルまで15%近い値下がりとなり、21日には5日線と25日線がデッドクロスしています。週足では13週線割れとなり26週線(101.33ドル)、月足では5カ月線(103.92ドル)に接近しています。週足の一目均衡表では転換線を割り込んでおり、上記の移動平均線や一目均衡表の基準線(99.45ドル)が下値サポートするのかどうか。これらを割り込んだ場合は基調転換となりましょう。

米10年債利回り2.5%近辺まで低下も

米10年債利回りは6月14日の3.499%から23日には一時3.014%まで低下しました。5日線は低下しており25日線(3.012%)が23日段階では下値サポートとなっています。一目均衡表・日足では基準線を割り込んできており、雲の上限が2.956%です。ここで止まらない場合は雲下限の2.5%近辺まで低下するかもしれません。原油価格と債券利回りを都度確認しながらグロース株のリバウンドを狙いたい局面です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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