200日線突破【転ばぬ先のテクニカル】

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毛抜き天井突破したことで買い戻し

昨日の当欄で日米共に指数は注目段階を迎えたとしました。19日のNY主要3指数は大幅高となり、NYダウとS&P500は4月21日以来、ナスダックは4月8日以来の50日線上を回復しました。NY高を受けた東京株式市場は日経平均もTOPIXも200日線上を回復。日経平均は6月28日と7月11日に上値2万7062円で毛抜き天井となっていましたが、そこを突破したことで買い戻しが入ってきた格好です。

日足の窓埋めればサマーラリー

年明け以降、日経平均では3月高値が200日線で頭打ち。6月高値は200日線を越えましたが3日天下で下放れて急落に繋がりました。今回はNYの主要3指数がトレンド転換の兆しが出てきましたので、200日線突破から更に上値を追える可能性が高まってきました。その場合、上値に残した日足の窓(6月10日~13日の2万7795円と6月9日~10日の2万8189円)を埋めることが出来ればサマーラリーが期待できることになりそうです。

TOYOTIREはタイヤ交換需要

さて、いよいよ決算発表が本格化していきます。そんな中で8月10日に中間決算の発表を予定しているTOYOTIRE<5105>に注目したいと思います。5月12日に発表された第1四半期決算でいきなり通期の上方修正を発表しましたが、修正理由として北米市場の需要好調と円安進行に伴う為替差益の計上が挙げられていました。米国に限らず半導体不足により新車の納期が遅れており、中古車価格が急騰しています。そのため航続距離を伸ばすためのタイヤ交換需要が伸びているようです。

1円の円安で7億円の売り上げ変動

原材料価格の高騰には今年既に米国で2度の値上げに踏み切っており価格転嫁を進めており、更に想定為替レートが122円で1円の円安で7億円の売り上げ変動があるということのようですので、5月時分より更に円安が進行していることで、海外比率が74%の同社は円安の恩恵を受け再度の上方修正があるかもしれません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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