TOYO TIREに注目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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半導体関連銘柄が足を引っ張る

昨日の東京株式市場は続落しました。昨日も半導体関連銘柄が足を引っ張りました。8日発表の決算で期待を裏切った東京エレクトロン。米国ではエヌビディアに続きマイクロン・テクノロジ―が業績見通しを下方修正。フィラレルディア半導体指数(SOX)が4.57%もの急落となったことが響きました。日経平均は下放れスタートとなり2万7966円~2万7964円に窓を空けました。

指標を一つ一つ確認しながら

10日は米7月消費者物価指数(CPI)が発表されます。7月のCPIは前月からの伸びが鈍化すると見込まれていますが、9日発表された4~6月の米労働生産性指数では労働コストが再び急上昇しており予断を許せません。どういった結果になるのか市場の注目が集まります。いずれにしても9月のFOMCまで雇用統計をもう一回、CPIももう一回、そしてジャクソンホール会合もあります。一つ一つ確認しながら進まねばなりません。

中間期営業微減益で急落

個別銘柄ではTOYO TIRE<5105>に注目します。10日の前場中に中間決算が発表され、営業利益が3.7%減となったことで急落しました。しかし、通期見通しを上方修正しており、配当も10円増配の80円としています。株価は一時1704円まで急落しましたが、200日線が下値サポート機能を発揮しました。

横浜ゴムは上方修正で上昇

同業の横浜ゴムが後場の取引時間中に決算を発表しましたが、営業利益を上方修正したことで株価は上昇。しかし、上方修正といっても前期比では27.7%減なので両社の株価の反応がチグハグ過ぎて筆者にはTOYO TIREの株価下落は不思議に映りました。PER7.0倍、PBR0.9倍、予想配当利回り3.95%なら割安ではないでしょうか。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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