PCEに注目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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日米とも25日線まで押し目形成

先週の東京株式市場は4週ぶりに反落しました。8月に入り株価の騰勢に勢いがつき、先々週17日に日経平均は2万9222円まで走りました。25日線との上方乖離率が5.2%まで拡大したことでその後5日続落しました。結局25日線まで押し目形成となり週末は2日続伸して取引を終えました。NYも同様でNYダウは7月15日以降騰勢に勢いがつき、先々週16日に3万4281ドルまで走りました。200日線を回復したことでひとまず利食い先行となり、日経平均同様に25日線まで押し目を形成しました。

FRBが重要視するのはPCE

このような状況でジャクソンホール会議を迎えます。この記事が出る事には結果が判明していることになりますが、パウエルFRB議長の講演でどのような内容となるのか。また、26日は6月のPCE(米個人消費支出)が発表されます。最近はインフレ高進スピードが速いため、CPI(消費者物価指数)が注目されますが、FRBが重要視するのはCPIではなくPCEのほうです。

7月鈍化予想だが結果は…

家計調査で個々の価格を探っているCPIに比べ、PCEは企業の販売データをもとに国全体の消費状況を導き出しているため包括的とされています。これは食料、ガソリン、自動車、住宅のウェイトが消費者物価指数が高いためと思われます。6月のPCE総合は6.8%、コアは4.8%でした。7月の市場予想は総合が6.3%、コアが4.7%です。総合・コアともに6月より鈍化の予想ですが、結果がどの水準となるのか注目となります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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