SQ値を意識する【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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今週はSQ値と25日線を回復が焦点

先週の東京株式市場は反発しました。日経平均は一時75日線や200日線を割り込む局面がありましたが、NY市場の反発から8日に上放れて大陽線を立て、明けの明星のような買い線が出現。9日も上放れて続伸しましたが、25日線に上値が押さえられた形で週を終えました。今週はSQ値並びに2万8270円近辺に位置する25日線を回復できるかどうかが焦点となります。週末の9月限メジャーSQは2万8253円40銭で着地しました。

SQ日を境に需給が変化

先物とオプションの清算が重なる3月、6月、9月、12月がメジャーSQ(特別清算指数算出月)で、それ以外の月はオプション取引のみのマイナーなSQです。毎月、第2金曜日に清算されるシステムです。SQは大量の売買が発生するSQ日を境に需給が変化する場合があり、日経平均がSQ値の上位にある場合は相場は強く、日経平均がSQ値の下位にある場合は相場は弱含む傾向があります。

今年1月以降を振り返ると

今年1月以降を振り返ると、1月、2月はSQ通過後SQ値を下回り2カ月間低迷しました。3月はSQ値を上回り一気に急騰しましたが、4月は下回り低迷の1カ月。
5月はSQ通過から急騰しましたが、6月はSQ通過後に急落。そして7月はSQ後にお盆までの急騰となりました。8月だけが乱高下でSQ通過後上昇継続しましたが、8月23日にSQ値を下回ると下落に拍車が掛かりました。このようにSQ値を上回っていると上昇、下回ると下落と明らかにトレンドが出ていることが分かります。

SQ値上抜けるまで慎重に

お手元にチャートがあるならば、各月のSQ値を1カ月置きに横線を引けばSQ値が重要なことが一目で分かると思います。9月限SQ値は2万8253円40銭で着地しましたので、来月の第2金曜日まではこのSQ値が基準になります。このSQ値を上抜けるまでは下落相場を意識して慎重に見ていかねばなりません。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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