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中途半端な反発で中小型個別物色に偏る
昨日の東京株式市場は小反発。前日の下落が大きかっただけに反発したと言えども中途半端な反発でした。日足ローソク足は１２日、１３日と上放れの並び赤から一昨日の下放れ陰線に続き十字足孕み線形成となりました。来週は立ち合い日数３日間しかなく、しかも２０～２１日はＦＯＭＣです。大幅利上げが予想される中、ポジション調整の売りが出ている模様。物色は中小型の個別物色に偏っています。
フジプレアムはペロブスカイト太陽電池に注目
昨日取り上げたアイスタイル<3660>とフジプレアム<4237>は順調推移。特にフジプレアムは出来高が増加してきており、市場で話題になってきています。同社が京都大学と開発を進めているペロブスカイト太陽電池に注目が集まりだしたようです。ペロブスカイト太陽電池は、新タイプの太陽電池です。
ＮＨＫ「サイエンスＺＥＲＯ」で紹介の予定
９月１８日（日）のＮＨＫで放映される「サイエンスＺＥＲＯ」（２３：３０～２４：００）という番組で、同社が開発した夢の次世代型太陽電池とされる『ペロブスカイト』が紹介される予定だということ。同番組のサイトでは予告動画が見れますが、非常に薄っぺらい形状でしかも柔らかい発電層。現在主流のシリコン系太陽電池の１００分の１程度の薄さで、軽量で曲げることができるのが特長で、建物壁面や窓など、多様な設置形態が期待されています。
ノーベル賞候補としても意識
しかも、従来の太陽電池は天気によって発電効率が落ちるのが弱点ですが、ペレブスカイト太陽電池は室内の弱い光でも発電可能ということです。日本初のこの技術はノーベル賞候補としても意識されているようで、１０月４日のノーベル物理学賞、５日の化学賞発表スケジュールをにらんだ思惑も働き出しているようです。
日々勇太朗
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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