CPI【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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CPI上振れ警戒し4日続落

昨日の東京株式市場は4日続落となりました。12日発表された米9月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.4%と前月分の-0.2%から上昇に転じ、市場予想の+0.2%も上回りました。前年比でも+8.5%と予想の+8.4%を上回ったことで、13日に発表される米9月の消費者物価指数(CPI)の上振れが警戒されました。

FOMC議事録概ねタカ派も内情は拮抗

9月開催のFOMC議事録は概ねタカ派確認ということになりましたが、意外だったのは、政策金利見通し(ドット・チャート)はFF(フェデラルファンド)金利の中央値が今年末までにあと1.25%引き上げられることを示唆していましたが、この予測をしたのは政策メンバーのうち10人で残り9人は1.0%以下の予測をしていたことです。米連邦準備制度理事会(FRB)の多くの高官から、市場の利下げ転換期待を諫めるような非常にタカ派な発言が相次いでいましたが、内情は拮抗していることが示唆されたことは驚きでした。

CPI予想より低下するかを確認して

さて、13日の日本時間21時30分に9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。8月のCPIは総合、コアともに市場予想を上回り、NYダウは1276ドル安とCPIショックが起こりました。9月の市場予想は総合で前年比8.1%(8月は8.3%)、コアが同6.5%(8月は6.3%)です。この市場予想より低下するのかどうかを確認してから次の戦略を練ることになります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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