PPI予想を上回り反落
昨日の東京株式市場は反落しました。先週末9日の米主要3指数が反落したことで売りが持ち込まれました。米国市場では11月の生産者物価指数(PPI)が発表されました。結果は総合が市場予想の7.2%に対し結果は7.4%増、価格変動の激しいエネルギーと食品を除いたコアも市場予想の5.9%に対し6.2%増でした。10月の総合が8.0%、コアは6.7%でしたので、11月は10月より鈍化しましたが、市場予想を上回ったことから長期金利が上昇し、株価は下落しました。
大注目はターミナルレート
今週は明日、火曜日に11月の米消費者物価指数が発表されます。また、翌日には連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル議長の記者会見が行われます。FOMCの最大注目は連銀理事の今後の予想です。今回は0.5%利上げと利上げ幅が減速予想となっていますが、大注目はドットチャートで示されるターミナルレート(最終的な政策金利の天井)がどのくらいになるのかです。
金利上昇し株価下落すれば最後の買い場
また、翌日の木曜日に今年最大規模の米国債の満期償還を迎えます。ここに向かって金利が上昇し、株価が下落するとすれば、年内最後の買い場になる可能性がありましょう。年内も立ち会い日数、残り14日となりました。今週のイベントを通過すると海外投資家はクリスマス休暇入りとなります。海外投資家の市場参入が激減し、売買代金が急減することでしょう。
掉尾の一振期待は省エネ小型株
掉尾の一振期待は省エネ小型株になるものと思われます。国策銘柄のドローン専業であるACSL<6232>に注目したいと思います。先日、日本郵便と物流ドローンを実用化へと伝わっています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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