陰の陰孕み【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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本日のローソク足は注目

昨日の東京株式市場は5日振りに反発しました。ただ、反発力は弱く前日の上下幅の中での動きで陰の陰孕み。一般に底値圏で出る陰の陰孕みは、前日の安値を下回らなかったことから相場の売りのエネルギーが低下してきたことを示しています。3日目の本日が陽線包み足や上寄りの陽線が立てば下降トレンドが終了し、相場が転換した可能性が高いと見ることができますので、本日のローソク足は注目です。

売買代金急減で投げ売り終了

20日~21日の下落では2日間で売買代金が7兆8000億円弱と急増しましたが、昨日の売買代金は2兆億円に急低下したことで、投げ売りが終了した可能性があります。その場合、昨日指摘した2万7100円~200円近辺へ向かうものと考えます。

節税対策売り飲み込めば反発

今年も残すところ立ち合い日数は6日間となりました。年内受け渡しベースでは28日が最終売買日となります。近年、増配する企業が多かっただけに、受取配当金が急増しています。節税対策の含み損銘柄の売却が残り4日間にも持ち込まれることになりますが、特定口座を開設していて配当金の受け取りを比例配分方式にしている場合、配当金分も考慮して損切りすれば年明け4日に配当金の課税分が還付されます。そうした節税対策売りを飲み込めればそれなりの反発が期待できるでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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