押し目買い目線【転ばぬ先のテクニカル】

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米主要3指数揃って崩れ反落

昨日の東京株式市場は反落しました。18日の米国市場は主要3指数が揃って崩れたことが影響しました。NYダウは2日間で1000ドルを超える急落で25日線を割り込みました。ナスダックは前日の陽線を陰線で包む陰線包み足となりました。弱い景気指標が相次いだことで企業業績不安が高まりました。

10年債利回り昨年10月以来の低水準

12月の生産者物価(PPI)は市場予想の6.8%に対し結果は6.2%と大きく下回りました。PPIは消費者物価指数(CPI)などに先行することがあり、インフレ鈍化につながり、米10年長期国債は3.372%と昨年10月初旬以来の低水準に低下。そのためナスダックは急上昇してスタートしました。

年末商戦の需要の鈍さを警戒

その後、12月の小売売上高が発表されましたが、市場予想の0.9%減に対し、結果は1.1%減と市場予想を下回り2カ月連続で減少しました。インフレや金利上昇による年末商戦での需要の鈍さがでました。景気の悪化が個人消費のデータでもはっきりと出るようになってきたことが警戒、意識されだしました。

日経平均25日線割れも陽線に陰線孕む

このような流れを受け、日経平均は再び25日線を割り込んでいます。しかし、前日の上昇幅が大きかったことからこの程度の下落は当然の動き。大きな陽線に陰線が孕んだ形です。

押しても半値押しの2万6238円近辺

大発会の安値2万5661円から18日ザラバ高値の2万6816円まで1155円幅上昇しました。昨日の安値は2万6368円で前日高値から448円下落し、上げ幅の38.7%削りました。更に押したとして、上げ幅の半値押しレベルの2万6238円近辺ではないかと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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