TOPIX33年ぶり高値【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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二空形成で過熱感高まる

昨日の東京株式市場は4日続伸となりました。日経平均は3万円大台が見えてきましたが、日足は二空形成で過熱感が高まってきました。また、TOPIXは1990年8月以来、33年ぶりの高値を付けてきました。日本株には企業改革期待や賃上げ、インバウンドといった独自要因があるとの強気な見方が語られだしました。

個別冴えないものも多々

しかし、指数ばかりが上昇し、個別株は冴えないものも多々あります。昨日も4月相場を引っ張った海運や鉄鋼などには安いものが目立ち、逆に低迷していた半導体関連銘柄が久しぶりに賑わう展開となっています。特にテーマがない中、循環物色で上げが続いています。

下げ続ける相場も上げ続ける相場もない

そして過熱圏に入りだすと、「押し目待ちに押し目なし」、「持たざるリスク」により出遅れ組の買いが入り更に上がるといった解説が横行するものです。毎度、繰り返されるパターンですね。下げ続ける相場もありませんし、上げ続ける相場もありません。

警戒すべき状況に近づく

前場の売買代金はなんと1兆7000億円超!しかし、騰落数ではわずかに値下がり銘柄が上回りました。これを見て、筆者は警戒すべき状況に近づいたと感じました。大引けベースでの売買代金は3兆5529億円。騰落数は値上がり995に対し値下がり767と切り返しましたが拮抗しつつあります。目先は警戒が必要かと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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