今週はリバウンド局面か【転ばぬ先のテクニカル】

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4万円割れから一気に3万7000円台へ急落

先週の東京株式市場は大幅続落となりました。日経平均は4万円割れからスタートし、一気に3万7000円台へと急落。7月11日に4万2426円の最高値を更新しましたが、そこから10営業日で6月半ば水準へ押し戻されてしまいました。やはり7月11日高値の両サイドに窓を空ける「宵の明星」が反転シグナルだったということです。

7月相場は月足は2500円もの上髭陰線

今週3日間で7月相場が終わりますが、月足は2500円もの上髭陰線となりそうです。週足は窓空けの陰線形成で5週、13週、26週線を割り込みました。一目均衡表でも転換線、基準線を割り込み、遅行スパンが日々線に接近。日足は三空形成という厳しい下落となりました。

サイクルボトムは8月後半~11月後半

日経平均はおおむね20週から30週間隔で安値を付けるパターンを繰り返しています。そうすると前回の4月19日ボトムから計算すると次のサイクルボトムは8月後半~11月後半の間につけると考えることが出来ます。

行き過ぎても3万6000円ぐらいが妥当

また、通常サイクルトップからボトムまでの下落率は10~20%です。高値から10%下落の3万8220円で既に達成済み。15%なら3万6097円、20%なら3万3973円となりますが、現在の日経平均の一株利益(EPS)が2366円なので、3万3973円だと株価収益率(PER)は14.3倍になりますので現実的ではありません。行き過ぎても3万6000円(PER15.2倍)ぐらいが妥当だと思われます。

一旦下落止まりリバウンドしておかしくない

現在の位置を確認すると、25日に日経平均の25日線との乖離率はマイナス5.6%。また、短期6日騰落レシオが39.3%と昨年10月3日以来の低水準に低下。逆張り指標のRSIも25.05%まで低下しました。そして日経先物の出来高が10万枚に接近したことで、一旦は下落が止まりリ、バウンドしてもおかしくない局面を迎えています。

一直線の下落で相応のリバウンド起こる

ただし、下落サイクルは二段下げがお決まりです。7月11日の4万2426円高値から26日安値の3万7611円安値までは一直線の下落です。となれば、この最初の下落が止まると、ここから相応のリバウンドが起こることが予測されます。仮に3万7611円が最初の波動のボトムだとすると、高値から4815円の下落ですので、下げ幅の1/3戻しだとすると3万9216円、38.2%戻しだと3万9450円、半値戻しだと4万18円が計算できます。

来週の日米中銀の会合結果次第

どこまでリバウンドするかは来週の日米中銀の会合結果次第となりますが、リバウンドが終了すると、二段下げへと向かうでしょう。

日々勇太朗

 

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