波乱の幕開け【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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重要ポイント割り込んだ途端に円高進行

8月相場は波乱の幕開けとなりました。昨日もお伝えしましたようにドル円が重要ポイントを割り込んだ途端に円高が進行。本日は一時148.48円まで急速な円高に見舞われたため、日経平均は3万7737円安値までありました。

3万7611円割り込むと二段下げ局面入り

先週25日(木)の当欄では短期6日騰落レシオが39.3%と昨年10月3日以来の低水準に落ち込んだことで、反転条件が整いつつあるとしました。26日(金)には、週足サイクルボトムは二段下げが起こるものだとし、一直線の下落に対する反発局面が起こると予想しました。また、上値目標として下げ幅の1/3戻しにあたる3万9254円の計算値をご紹介しましたが、それに準じる昨日の高値3万9188円までありました。本日は3万7737円安値までありましたが、3万7611円を割り込むと二段下げ局面入りとなります。

乱高下必至で冷静に展開を読む

さて、8月は変化日が3回もある珍しい月です。8月2日~5日、16日~19日、そして30日~9月2日です。そのため今月は乱高下必至で、冷静に展開を読まねばならないでしょう。今後は日経平均が二段下げへと進みましょうが、下値は概ね3万6000円程度を予想します。そして値固め期間を経て、11月頃から年末に向けての急上昇予想です。このシナリオは円高が条件です。

円高が日本株投資へ向かわせる条件

暴落する通貨国の株を買う海外投資家は少ない訳で、彼らが積極的に買うためには円高が必要です。日本の投資家は今まで米国株への投資を積極的に行ってきましたが、NY市場が堅調だったのはドルが強かったからと考えれば、円高が日本株投資へと向かわせる条件となり得る訳です。逆に言うと、米国株投資は今後、株価の値下がりと円高のダブルパンチに見舞われる可能性があり注意が必要です。

円高メリット株としてニトリHDに注目

さて、今後、円高が進むならば物色対象が円高メリット株へと変化するはずです。日経平均が二段下げするという予想なので、引き付けてからとなりますが、円高メリット株としてニトリHD<9843>に注目します。株価は1万8000円台を回復し、5週、13週線のゴールデンクロスが迫っています。

日々勇太朗

 

 

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