日米の時間帯で空中戦【転ばぬ先のテクニカル】

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週末のメジャーSQの位置取り

本日の東京株式市場は前日終値を挟んで行ったり来たりの展開でした。9日のNY市場で主要3指数が反発した割に、東京市場の売買が交錯したのは週末のメジャーSQの位置取りを巡った空中戦が行われたためと思われます。

長い下髭陽線となり底入れ感出たと思われたが…

昨日9日の日経平均は558円もの長い下髭陽線となり、底入れ感が出たと思われましたが、夜間の日経平均先物は夕刻18時過ぎに3万6510円まであり、その後、深夜0時頃に3万5955円安値まであり、終値は大証比25円安の3万6215円。夜間取引でも上下動を繰り返していました。

早めに空中戦始まりロールオーバー進む

通常はSQ週の水曜日にポジション調整などの空中戦が行われることが多いのですが、8月初旬に急落が起こったためか早めに空中戦が始まっているようです。9月限と12月限の建玉残高を見てもロールオーバーが進んでいることが分かります。

上値5日線に阻まれるがスケジュールからは当然

このようにSQ値を巡る空中戦が行われていることで、今朝の東京株式市場は一時215円安の3万6001円まで売られる局面がありました。その後は押し目買いが入り322円高の3万6537円まで上げますが、終わってみれば56円安の3万6159円と昨日の陽線に対する差し込み陰線となりました。上値は5日線に阻まれていますが、今週のスケジュールを考えれば当然のことでしょう。

東エレク位置取り変えることで景色変わる

ただ、日経平均のMACDがデッドクロスする一方で本日はストキャスティクスがゴールデンクロスしてきました。また、日経平均の下落を牽引してきた東京エレクトロンが5日線を回復してきました。サイコロジカルラインは2勝10敗ですので、この株が位置取りを変えることで景色は変わっていくことでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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