暗い雰囲気一気に晴れる上昇
本日の東京株式市場は急騰し、日経平均は8日ぶり、TOPIXは7日ぶりに反発しました。昨日までの暗い雰囲気が一気に晴れる上昇です。7月半ばからの急落が8月5日でボトム打ちとなり、8月7日以降9月2日までのリバウンド局面では5日線割れは1日しかありませんでした。9月4日に下放れてから昨日まで6営業日は5日線を上回ることなく下落しました。本日の急騰で日経平均は5日線を回復しました。
二番底確定は9月2日高値3万9080円抜け
また、5日線自体が上向きに転じましたので、9月2日以降の下落は止まったものと思われます。ただ、日々の値動きが大きく、一晩でひっくり返されるかも知れず、7月高値以降の下落局面において、8月5日安値に対する二番底形成が今回行われたとしても、それが確定するのは9月2日高値の3万9080円を抜かねばなりません。
9月2日147.25円ブレイクないと再度円高
ドル円が昨日、8月5日の141.66円割れとなったことで、トップから週足二段下げとなりました。本日は142円台後半まで反発していますが、9月2日の147.25円ブレイクとならないと再度、円高方向へと進むことでしょう。その場合は昨年7月の137円台ないし昨年12月の127円台までの円高を考える必要があるでしょう。
東エレクの株価動向を全体相場先行きの参考に
それにしても、やはりというか、10日の当欄で東京エレクトロンの株価の位置取りが今後の相場全体の景色を変える可能性を指摘しましたが、昨日の日経平均539円安の中でも50円安と頑張り5日線上をキープしました。そして今日の急騰劇です。そういう意味で、今後も同社株の動向を注意深く見ていく必要がありそうです。
上値は9月3日~4日の残した2万5040円までの窓埋めがあるのかどうか、仮に窓埋めした場合、更に2万5590円近辺の25日線ブレイクに至るのかどうか。その辺りを見ながら全体相場の先行きを考える参考になるのではないかと思っています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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