米大統領選挙【転ばぬ先のテクニカル】

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米大統領選挙結果を世界中が固唾をのんで見守る

日本時間で今晩8時頃から注目の米大統領選挙の投票が始まります。そして明朝から続々と各地の開票結果が発表されますが、明日のうちに勝敗が決まるのかどうかは微妙なところのようです。各地で接戦となる中、すでにトランプ氏は投票で不正が行われていると主張し始めているほか、僅差の場合は再集計を行うルールを設けている州もあるためです。国際情勢にも大きな影響を与える大統領選挙の結果を世界中が固唾をのんで見守ることになります。

トランプ勝利なら株高予想多いが短命?

トランプ氏が勝利すれば、同氏が主張する法人税減税や規制緩和が景気と企業利益を押し上げると期待され、為替市場ではドル買いが強まると同時に株高を予想する向きが多いようです。ただ、トランプ氏は新たな関税を導入するともしており、景気の先行き不透明感が高まると、既にトランプラリーで株価が上昇したきらいがあるために株高は短命となるかもしれません。

ハリス勝利なら円高で日本株にややネガティブ

一方、ハリス氏が勝利した場合は、基本的にバイデン政権の経済政策を継承する見通しで、その場合は米経済がソフトランディングに向かうとの見方が一般的なシナリオのようです。10月雇用統計は市場予想を下回る結果となりましたが、政府部門の雇用がなければ雇用減という中身です。また、毎回の雇用統計発表時に過去数カ月の雇用増が下方修正されることが繰り返されていることから、連邦準備制度理事会(FRB)は緩やかな利下げが継続されることとなり、日米金利差の縮小で為替は円高に振れ、日本株にはややネガティブではないかと思われます。

上下両院を与党過半数占めるかねじれ議会か

また、大統領選と同時に下院(定数435)の全議席と上院(定数100)の34議席(補選1議席を含む)が改選されます。上下両院を与党が過半数を占めるのか、ねじれ議会となるのかも非常に重要となります。

3日振り反発も大統領選挙の結果次第で様子見

さて、本日の日経平均は3日振りに反発しました。先週末に急落したことから、大統領選挙前に買戻しなどが入ったものと思われます。いずれにしても大統領選挙の結果次第のところがあり、ここは様子を見るしかありません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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