共和党優位でランプラリーの様相
本日の東京株式市場は続伸しました。東京市場の寄り付き前から米大統領選挙の開票が東部から始まりました。前半はいつも通り、共和党優位で進んでいるためトランプラリーの様相となり、日経平均は一時1189円高の3万9664円高値までありました。またドル円は154.33円まで2円70銭もの円安となる場面があり、トランプ氏が暗号通貨に理解が深いということでビットコインはドル建て、円建て共に史上最高値を更新しました。
「捻じれ」議会の可能性で上げ幅縮小
その後、議会選挙の様子も伝わりだし、上院は共和党が過半数の議席を獲得し、民主党から奪還。一方、下院は民主党優勢と伝わったことで「捻じれ」議会となる可能性が出てきたことから上げ幅を縮小させる動きとなりました。
焦点はトリプルレッドになるのかどうか
トランプ氏が大統領に復権するとすれば、景気刺激(減税、財政出動)により株高と言われていますが、関税引き上げも考えねばならず、その場合はモノがアジアに戻ってくることを考えねばなりません。この原稿を書いている時間には確定しそうにないため、ここまでと致しますが、焦点はトリプルレッドになるのかどうかということになりそうです。
相場はもみあいを脱しつつあるように見える
日経平均は25日線を回復しました。週足では13週線(3万8320円)が26週線(3万8485円)とのゴールデンクロスが近づいてきました。一目均衡表は転換線が上向きに転じると同時に、転換線、基準線を上回ってきました。遅行スパンも日々線を抜け出したことで三役好転が期待できる形となってきました。このように見ていくと、相場はもみあいを脱しつつあるように見えます。
問題は米長期金利の動き
問題は米長期金利の動きです。時間外取引の米10年債利回りが4.4%を突破しています。この長期債利回りの上昇が止まらないと株高は続かないのではないかと考えます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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