本日もマチマチの展開
本日も東京株式市場はマチマチの展開で、日経平均は値嵩半導体株が売られたことで548円安と3日続落しましたが、TOPIXは金融と不動産が牽引しほほ横ばいの1.17ポイント安でした。
NY市場にもDeepSeekショック襲う
27日のNY市場でも昨日の東京市場同様にDeepSeekショックが襲いました。エヌビディアとブロードコムが17%安、TSMCが13%安、アームが10%安といった具合です。驚かされるのは、17%下落したエヌビディアの時価総額は1日で90兆円も吹き飛んだということ。これはトヨタ自動車2社分です。このためナスダック総合指数は3.06%安、半導体SOX指数は9.15%安と厳しい値下がりとなりました。
ナスダック指数25日線上回復できるか注目
ナスダック指数はアイランドリバーサル形成となる下放れとなり75日線に接近。27日の日足ローソク足は上髭の陽線形成となり、なんとか75日線割れを回避しましたが、上値は25日線に抑えられた格好であり、ストキャスティクスがデッドクロス。また、MACDのデッドクロスも近づいており、今晩以降、25日線上を回復できるのかどうかに注目となります。
AI半導体株から内需株へ資金シフト
ただ、NYダウはヘルスケアや不動産、金融が買われたことで反発しており全面安ではありませんでした。東京市場もNYのミラー相場よろしく金融と不動産がシッカリの展開でTOPOXは小幅安で取引を終了。売買代金が5兆億円に増加しており、AI半導体株から内需株へと資金がシフトしていることが分かります。
25日線マイナス乖離15%超なら底入れ近し
本来、「落ちてくるナイフを素手で掴む」ような買い方はお勧め致しませんが、投げが一巡すればその反動のリバウンドも大きくなります。今日はまだ様子を見ていましたが、個別で25日線からのマイナス乖離が15%超となれば過去の経験から底入れ近しとなりますので、虎視眈々と狙っていきたいと思っています。
DeepSeekはビジネスに活用できず
というのも、DeepSeekで入力した情報や利用履歴などのデータは、中国国内のサーバーに保管されて中国の法律の管理下になるため、日本の個人情報保護法における外国にある第三者への提供に該当し、企業がビジネスに活用するのは無理ではないかと思うからなのです…知らんけど(笑)。
ディスコとアドバンテストに注目
ここでの注目は今年の一番人気銘柄のディスコ<6146>。本日は75日線タッチまで下落後、25日線まで切り返しました。一目均衡表・日足の雲上限にタッチしたところからの切り返しとなっており、目先コツンと音がした可能性があります。そしてアドバンテスト<6857>。月足で陰線包み足となっており天井形成足となりましたが、25日線とのマイナス乖離が13.0%となっており、底入れ近しのマイナス15%乖離に接近しており注目となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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