注目の決算発表が本格化【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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反落し物色が二極化した一週間

先週の東京株式市場は反落しました。
週初、中国のスタートアップ企業が米オープンAIのChatGPTを上回る生成AIを開発したと伝わりました。コストが非常に安いということで、今まで買い進まれてきた関連銘柄が急落。日経平均採用銘柄には指数寄与度の高い値嵩関連株が多いことから、日経平均は一時3万8886円まで売られる場面がありました。
ただ、週半ばには落ち着きを取り戻したことと、日経平均が売られる中、東京市場は幅広い買いが入りTOPIXは続伸と、物色が二極化した一週間でした。

新たなレンジへ移れるか攻防戦続く

さて、週初からの急落では日経平均は27日と28日の間に日足の窓を空ける下放れとなりましたが、その後のリバウンドでその窓を埋める動きとなり、下げ幅の半値戻しを達成。週足のローソク足はほぼ十字足で先週の陽線に孕む動きであり、トレンドが崩れた訳ではありません。
相変わらず3万8000円前後から4万円前後でのBOX相場を継続しており、そのBOX上限に接近してきているため、今週は先週に続き、新たなレンジへ移れるかどうかの攻防戦となります。

決算発表での上方修正必要でEPSの伸びがカギ

ここでBOX上限を抜け出すためには足元でスタートした決算発表での上方修正が必要です。現在、日経平均の一株利益(EPS)は2460円程度です。今月24日の2508円から50円程度低下しました。そのため株価収益率(PER)は16倍台に乗せてきており、過去一年間の平均値を若干上回りだしました。
決算発表はまだはじまったばかりでピークは2月第2週です。そこでEPSがどこまで伸びるのかがカギを握ることになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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