NYダウ、2番天井形成か!?【転ばぬ先のテクニカル】

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4日ぶりに反落し3%近い下落

本日の東京株式市場は4日ぶりに反落し、日経平均は3%近い下落となりました。

追加関税で目減りするGDPは年90兆円規模

トランプ米大統領は2月1日にカナダとメキシコ、中国からの輸入品への関税の賦課について大統領令に署名しました。関税発効は日本時間で2月4日午後2時1分からとなっており、カナダとメキシコに25%、中国に10%の追加関税が課されることになります。関係する4カ国で目減りする国内総生産(GDP)は年90兆円規模に上ると見られており、そのうち半分は米国自身が負う可能性があるということのようです。

貿易戦争の幕切って落とされ経済への影響警戒

当然、対象国は報復関税を課すことを表明しており、貿易戦争の幕が切って落とされました。関税政策による経済への影響が警戒視されることになるでしょう。

NYダウ日足は売り線の陰線包み足形成
2月3日15時過ぎのNY先物はNYダウが650ドル(1.5%)程度、ナスダックが510ポイント(2.3%)程度下げています。気になるのはNYダウの日足です。先週金曜日は172ドル高の4万5054ドルでスタートしましたが、寄り付き天井となりました。また、引け値は木曜日の安値を4ドル下回る4万4544ドルだったことで売り線の陰線包み足を形成。

関税問題による世界同時株安を想定しながら対峙

昨年12月4日の史上最高値である4万5073ドルに対する二番天井の可能性が出てきました。もしそうであれば、2月~3月相場は厳しい展開となる可能性があり要注意です。今回の関税問題により世界同時株安に進む場合を想定しながら対峙せねばならなくなった印象です。

昨年10月安値割り込めば利食いやヘッジ売り

日経平均の下値サポートレベルは昨年10月24日安値の3万7712.19円です。ここを割り込み出した場合は、利食いやヘッジ売りを入れていくことを考える必要があると思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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