「転ばぬ先のテクニカル」~上昇第3波動2波の下落に備える

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

エリオット波動における大局の現在地は長期上昇第3波動が始まったところです。エリオット波動とは5波動の上昇、3波動の下落を基本としていますが、短期5波動が中期1波動、中期5波動が長期1波動、長期5波動で天井打ち、というように波の重なりで構成されます。

近年の日経平均のどん底は誰がみてもリーマンショック時の6994円です(終値ベースは7021円)。長期上昇波動を確認すると6994円~①~11408円~②~8195円~③~1万6320円~④~1万3885円~⑤~2万0952円と中期5波動で第1波動のトップ形成後、2万0952円~a~1万6901円~b~2万0012円~c~1万4864円と2波の下落に備える3波動で第2波動を終えました。それも昨年2月と6月にほぼ同値の毛抜き底による念入りなダブルボトム形成でした。

そこからは第三波動入りとなっています。足元はその第3波動の第1波を進行中であり、細部を日足二段下げを基本とした波動は、1万4864円~①~1万6938円~②~1万5921円~③‐1~1万7156円~③‐2~1万6285円~③‐3~1万7473円~③‐4~1万6111円~③‐5~1万9592円~④~1万8991円~⑤~1万9615円と推移。短期5波動が終えた可能性があり、これが上昇第3波動の1波とすれば、次は2波の下落に備えるところです。

下値は1万8200~300円が想定できます。この下落波動入りを否定するためには、1万9615円高値を抜く延長波動入りが必要で、その場合は⑤波部分が5波形成で、高値抜けからの日足二段下げ二度で波動転換となります。

日々勇太朗

 

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