水星の逆行【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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幻のSQ値と長い下髭陽線で底打ちした確率高い

本日の東京株式市場は続伸し、日経平均は3万7500円台を回復してきました。先週末のメジャーSQ値が安値圏での「幻のSQ値」となったことで需給が回復。また、昨年8月ボトムから30週というサイクルボトムの変化週に3万6000円割れとなり、11日の日足ローソク足が長い下髭陽線となったことで、底打ちした確率が高いと考えます。

恐怖心が和らぎNY離れした堅調地合いに

また、恐怖指数の日経VIが25以下に低下しました。先週までのダウントレンドへの恐怖心が和らいだということです。まだまだ日々繰り返されるトランプ砲で揺れる局面はあるでしょうが、その都度、下値を切り上げていければ、NY離れした堅調地合いに変わっていくものと思われます。

先週土曜日から水星が逆行を開始

先週土曜日から水星が逆行を開始しました。昨年を振り返ると、4月2日~25日の逆行期間の日経平均は、3月22日の4万1087円から4月19日の3万6733円へと逆行期間中、急落となりました。2回目の8月5日から29日の場合は、直近の7月11日高値4万2426円から、逆行開始日の8月5日の3万1156円まで急落し、そこから逆行期間中は上げ9月2日に3万9080円まで上昇。3回目の11月26日~12月16日までの場合は、直近の11月7日の3万9884円から11月28日の3万7801円まで下落後、逆行期間中は上げ、12月27日の4万398円まで上昇しました。

当面3万6000円~3万9000円のボックス相場

このように水星逆行と日経平均は極めて大きな変化が起こっています。今回の水星逆行期間は3月15日~4月7日であり、先週まで下落相場だっただけに、今回も前回、前々回同様に上昇局面を迎える可能性が高いものと考えます。当面は3万6000円~3万9000円程度のボックス相場を形成し、足元を固める流れに移り、日柄を経て、崩れたテクニカルチャートを修復し、次の展開へと移ることになりましょう。

内閣・自民支持率支持率合計50%割り込み危険域

ところで、読売新聞の世論調査で石破内閣の支持率が31%、自民党支持率が26%で合計57%となったということです。内閣支持率と与党第一党の政党支持率の合計値が「50%」を割り込むと、政権運営が程なく行き詰まるとされる元参院のドンが提唱していた「青木の法則(青木率)」に接近しだしており、危険域に入りこんだようです。

夏の参院選前にも石破おろし活発化も

10万円の商品券問題に続き、今朝は石破首相最側近の赤沢再生相にも個人名を使った企業献金が報じられており、夏の参院選前にも石破おろしが活発化するかもしれません。どのような形になるのかどうか、注目となります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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