短期騰落レシオに過熱感【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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必携平均反落もTOPIXはボックス放れの動き

本日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。日経平均は一時3万8128円高値までありましたが、結局25日線に押し込まれた形です。2月27日~28日に空けた日足の窓を埋めたところで失速。

一方、TOPIXは早くも昨年12月30日のザラ場高値を更新してきました。引けは押し戻されましたが、ボックス放れの動きとなりつつあります。

キャピタルゲインとインカムゲインのダブルチャンス

個別株の活況が続き、プライム市場の新高値銘柄は本日71銘柄と増加してきました。3月期末ということもあり、キャピタルゲインとインカムゲインのダブルチャンス相場といったところでしょうか。

一旦押し目が入ってもいいタイミング

ただし、足元のリバウンドは急ピッチで、短期6日騰落レシオが221%と過熱してきました。また、TOPIXがボリンジャーバンドのプラス1σにタッチ。そろそろ一旦押し目が入ってもいいタイミングです。

日米金融政策は現状維持

さて、本日の日銀金融政策決定会合は現状維持となりました。今回は現状維持観測が優勢だったため、利上げとなれば急落しますので、日銀は昨年7月会合後の暴落を経験しており、動けなかったということでしょう。また、今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されます。こちらも、トランプ関税の影響を見極めねばならず現状維持予想。

FRBのかじ取りは難しい局面迎える

ただ、景気後退懸念とインフレ再燃というスタグフレーションの可能性が高まっており、FRBのかじ取りは今後、難しい局面を迎えます。いずれにしても植田日銀総裁に続きパウエルFRB議長の会見にも注目となります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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