今後はEPSの伸びが必要な局面【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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戻り売りに押され8日ぶり反落

本日の東京株式市場は日経平均が8日ぶりに反落する一方、TOPIXは9日続伸となりました。寄り付き前に、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が、中国と貿易協議を行うと伝えられており、期待材料と捉えられました。しかし、明朝に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、9時1分に本日の高値を付け、その後、日経平均は戻り売りに押される展開となりました。

過熱感や決算発表ピーク迎えることからも様子見

今週末はオプションSQですので、SQ週の水曜日はポジション調整のせめぎ合いが行われることが多く、寄り付きが高くなったことから買い方の利食い売りが出たのかもしれません。足元7連騰してきましたので、指数に過熱感が出てきていることや、3万7129円に走る75日線を意識し、買い方の手が緩んだものと考えられます。今週から来週末まで決算発表のピークを迎えることも様子見姿勢を高める要因でしょう。

当面は個別物色中心の動き

先週末段階の日経平均の一株利益は2483円で株価収益率(PER)は14.8倍。ここよりは一株利益が増えないことには割高感が意識される水準であり、当面は個別物色中心の動きとならざるを得ないと思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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