半導体株復活の狼煙【転ばぬ先のテクニカル】

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日経平均反発、TOPIXは10連騰

本日の東京株式市場は日経平均が反発、TOPIXは10連騰となりました。

海外勢3万7000円以上はないと踏む

本日が5月限オプションの最終売買日で明日がSQ。昨日公表された5月2日時点のオプション手口を見ると、外資系証券会社は権利行使価格3万7000円でコール売り、プット買いが多いことが分かりました。海外勢は3万7000円以上はないと踏んでいるようです。そのため、3万7000円に接近すると売りが出てきて日経平均は75日線突破には至っていません。

レーザテック立上がり東エレクやアドテストに好影響

ただ、個別物色に変化の兆しが見えてきました。半導体関連銘柄の中でも一番最初に下落トレンド入りしていたレーザーテック。4月24日に25日線を回復したとお伝えしましたが、本日は75日線を捉えてきました。日経平均という指数の構成比は50位で構成率は0.5%に過ぎませんが、この株が立ち上がりだしてきたということは、構成比2位の東京エレクトロンや3位のアドバンテストに好影響を与える可能性があります。

75日線突破から3万8000円目指す流れも

東京エレクトロンは75日線に接近してきましたが、アドバンテストは25日線を突破したに過ぎず、この流れが続くなら、日経平均は75日線突破から3万8000円を目指す流れになってもおかしくはありません。半導体株の動意要因は、トランプ大統領がバイデン前政権時代のAI半導体輸出規制を撤廃するとの報道によります。

利食い一巡からの出直り狙いが好結果齎す

ただし、TOPIXの10連騰に見られるように、足元は過熱感が高まってきました。明日から来週木曜日まで決算発表のピークを迎えます。ここでは、好決算でも織り込み済みとして急落するような銘柄に注目していきたい局面です。利食い一巡からの出直り狙いが好結果を齎すものと考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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