ソシオネクストに注目【転ばぬ先のテクニカル】

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米中貿易交渉枠組み合意伝わり4日続伸

本日の東京株式市場は4日続伸となりました。寄り付き前に米中貿易交渉に関する枠組みで合意し、それぞれの首脳に報告すると伝わりました。6月5日の両首脳の電話会談での合意とジュネーブ会談での合意を実施するための枠組みでの原則合意ということで、トランプ大統領と習近平国家主席が首を縦に振ると関税協定が完結ということのようです。

3万8000円台に乗せ3日経過し本日はほぼ十字足

さて、日経平均は3万8000円台に乗せて3日が経過。本日の日足ローソク足はほぼ十字足を形成。プライム市場は値上がり銘柄が多数を占めており、TOPIXの値動きが乏しいのは、時価総額トップのトヨタ自動車が小動き推移なのと、金融株が弱いことが影響しています。

防衛関連主力3銘柄は25日線を試す調整へ

また、防衛関連の主力3銘柄が崩れたことが要因でしょう。三菱重工業、川崎重工業、IHIの3社の株価が5月上旬以来の5日線割れとなり、5日線自体が下向きに転じてきました。まずは25日線を試す調整展開へと進んだようです。

マイクロニクスは一旦株数を減らして様子見

当欄でご紹介してきた銘柄では(6871)日本マイクロニクス<6871>が4600円台乗せとなり、昨年3月以降の下落幅の1/3戻し水準に届いてきました。週足の一目均衡表では4668円~6155円の分厚い雲があるために、ここは一旦株数を減らして様子を見る局面かと考えます。

仕様策定や論理設計行うファブレス半導体ベンダー

ここで新たに注目したいのがソシオネクスト<6526>です。ソシオネクストは富士通とパナのロジック半導体が統合した会社です。顧客とともに仕様の策定や論理設計を行うファブレスの半導体ベンダーです。

25年3月末の商談獲得残高1兆3400億円へ拡大

東海東京証券のレポートでは、2018年以降の「ソリューションSoC」への事業変革を経て、年間の商談獲得金額は順調に拡大し、25年3月末の商談獲得残高は1兆3400億円(1ドル=120円で計算)に上り、うち約60%が今後4年間での売上計上を見込むとありました。

8週続伸し5週線と26週線がゴールデンクロス

会社四季報春号では、見出し【続落】で見込みがなさそうでしたが、この内容を把握したところが買いを入れているようで、足元8週続伸となっており、今週5週線と26週線がゴールデンクロスしてきました。自己資本比率79.7%で無借金という財務内容も健全であり、押し目買いに分アリと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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