「転ばぬ先のテクニカル」~待たれる外国人投資家の買い

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の東京市場はNY株高の支援を受けて続伸となりました。寄り付き直後には1万9668円高値があり、1月5日高値を更新しました。ようやく長らく続いた大きなボックス相場を抜け出した感がありましたが、終値は安値引けとなり、終値ベースでも年初来高値を更新することが出来ず、

やや後味の悪いクロージングとなりました。

売買代金が大きく膨らんでいる訳でもなく、主要銘柄も日経平均同様に寄り付き近辺が高値というものが目立ちました。

中でもトランプ銘柄の最たるソフトバンク株が4円安の安値引け、三菱UFJFGも14円高では終わっていますが、778.9円の毛抜き天井を抜けず終値はやはり安値引けでした。これらの値動きを見ていると、昨日の寄り付きは売り方の買戻し=ショートカバーだったということでしょう。

日柄変化日前日の先月27日にボトム形成となり、昨日のザラ場高値更新で相場は上昇トレンド入りの確率が高まってきていますが、ニューマネーの流入による売買代金の増加が必要となってきます。

なお、昨日は東証が2月第4週(20日~24日)の投資家別株式売買動向を発表しています。注目の外国人は2週連続の売り越しで売越額は727億円(前週は763億円の売り越し)でした。

一方、個人も2週ぶりに売り越しに転じ、売越額は409億円(前週は122億円億円の買い越し)で、信託銀行も4週連続の売り越しで売越額は220億円(前週は539億円の売り越し)した。買越しているのは621億円の事業法人で、これは概ね自社株買いでしょう。

外国人投資家の日本株買いが待たれるところです。

日々勇太朗

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