「転ばぬ先のテクニカル」~全体相場弱気のなか唯一の強気銘柄

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の日経平均は5日ぶりに反発しましたが、出来高・売買代金は薄くトレンドの変化は感じられません。本日はメジャーSQと先日よりお伝えしている今月最初の日柄変化日の到来です。ここで何らかの変化の兆しがでるのかに注目です。

さて、本日は初めて個別銘柄を取り上げてみたいと思います。当欄を毎日お読みいただいている読者であれば、筆者が全体相場に対しこの時期弱気見通しをしていることはお分かりだと思います。

そのような中で唯一強気している個別銘柄があります。それは(6723)ルネサスエレクトロニクスです。昨日は1077円で引けておりますが、この水準は2010年以来の引けベースの高値です。

直近は12月19日高値1050円、1月4日高値1073円、1月30日高値1046円、2月14日高値1085円とこのレベルで4回弾き返されています。1085円高値の時は、2014年9月高値の1089円ブレイクが期待されましたが、その日に三菱UFJ・モルガン・スタンレー証券が大株主である産業革新機構の持ち株が売却される可能性を指摘し、ターゲット・プライスを670円としたことで株価は急落してしまいました。

しかし、昨日の上昇で鉤足が陽転してきたことで、1089円高値更新の可能性が高まってきました。ここをブレイクすると2010年4月高値の1403円まで節目がありません。信用取り組みを見ると3月3日時点で買い残128万株に対し、売り残131万株と売り長となっています。

日々勇太朗

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