歪な相場展開はいつまで続く?【転ばぬ先のテクニカル】

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日経平均6週続伸の一方TOPIXは反落

先週の東京株式市場は日経平均が前週比414円高と6週続伸。一方、TOPIXは57.85ポイント安となり反落となりました。

AI関連で日本企業との提携ニュース相次ぐ

このところAI関連企業で日本企業との提携ニュースが相次いています。10月1日はキオクシアHDがエヌビディアからデータ読み出し速度を従来比100倍近くに高めたソリッド・ステート・ドライブ(SSD)をエヌビディアと協力して生成AIの演算を担うサーバー向けに開発すると発表。2日は日立製作所がオープンAIとデータ拠点の電力安定確保のために提携したと発表。

半導体関連3銘柄で動かす日経平均の歪な構成

そのため本日もSBGやアドバンテスト、東京エレクトロンなどの半導体関連銘柄が相場を牽引しています。上記3社の日経平均寄与度が大きく、指数を動かすだけなら、225銘柄全部売買する必要はなく3社で良いということです。これが日経平均の歪な構成といえます。

TOPIXは東京市場全体の動きに近い

一方、TOPIXはプライム市場に上場している中から現在は1680社が構成銘柄となっており、算出方法は浮動株の時価総額加重型です。そのため、東京市場全体の動きに近いものとなります。

TOPIX25日線を明確に突破できるか

本日のTOPIXは反発して25日線にタッチしていますが、5日線と25日線がデッドクロスしたため、25日線が戻り売りの急所になる可能性があり、ここを明確に突破できるのかどうかが関心事となります。

総裁選次第で乱高下起こる予感

さて、4日の午後に自民党の新総裁が誕生します。株式市場は過去、自民党総裁選前は上がりやすい傾向にあり、今回も同様の経緯を辿りました。しかし、前日の東京市場はご祝儀相場のような急上昇となったことで、総裁選次第で乱高下が起こる予感です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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