17の戦略分野【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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利食い優勢も値上がり銘柄数が値下がり上回る

3連休明けの東京市場は売り先行スタートとなりましたが、その後は押し目買いが入る場面がありました。このところドレッシングで月末高となるケースが目立ち、月初はその反動で利食い売り優勢となる展開が続いてきましたが今回も同様でした。ただ、本日は値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っており、TOPIXの下げは限定的です。

個別企業上方修正目立ち前場は浅い押しで切り返す

決算発表が本格化しており、個別企業の上方修正が目立ち始めました。そのため、指数が若干押しても値嵩株が上方修正により急騰すると、浅い押しで切り返すという展開です。本日の前場はその典型的な動きで指数寄与度上位の東京エレクトロンがAI向け好調で純利益を上方修正。工作機械のファナックも米国でのロボット需要が強く、減益予想を一転増益に上方修正。検査装置の商談が進むレーザーテックも7~9月期の順利益が2.1倍と好決算を発表。データセンター投資が活発なことで住友電工も今期純利益を2050億円から2300億円に上方修正といった具合で、これら銘柄の急騰により相場全体が取引時間中の最高値を更新する場面がありました。

後場SBGとアドテスト5%超下げ日経平均急落

ただし、連日急騰してきた銘柄群ですので、いつ大口の利食い売りが出てもおかしくはありません。アドバンテスト、ソフトバンクG、ファーストリテイリング、東京エレクトロン4社で、日経平均構成寄与度が37%を超えていますので、これら4社の動向次第で大荒れもあり得ます。後場に入りソフトバンクGとアドバンテストが5%を超える下げとなり日経平均は急速に下落していきました。非常に過熱した相場展開が続いており、とても難しい相場です。

高市首相17の戦略分野設定し重点投資を表明

さて、高市首相が本日設置する「日本成長戦略本部」で、17の戦略分野を設定し、重点投資を表明する見通しです。戦略的な財政出動によって国内産業の供給構造を抜本的に強化し、戦略分野別に担当閣僚をつけるという気合十分の戦略。
17項目は以下の通りです。
・人工知能(AI)・半導体
・造船
・量子
・合成生物学・バイオ
・航空・宇宙
・デジタル・サイバーセキュリティ
・コンテンツ(アニメ・ゲームなどの産業)
・フードテック(先端技術による食品などの開発)
・資源・エネルギー安全保障・GX(グリーントランスメーション)
・防災・国土強靭化
・創薬・先端医療
・フュージョンエネルギー(核融合)
・マテリアル(重要鉱物・部素材)
・港湾ロジスティックス(物流)
・防衛産業
・情報通信
・海洋

関連銘柄は国策銘柄としてメインテーマに

これらの関連銘柄は国策銘柄として、今後の市場のメインテーマとなりましょう。

日々勇太朗

 

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