「転ばぬ先のテクニカル」~主要大型株を主体にポジションを

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

この原稿は基本的に前日の大引け後に書いているために、海外市場の動向が分からない状況で出来上がっています。今日のように米FOMCやオランダの議会選挙の結果が判明しない中でのものなので、時としてチンプンカンプンの記事となることもあります。

さて、昨日の東京市場は、お昼に臨時でお伝えしましたように小型株市場に大きな変調の兆しがありました。マザーズ市場は結局3.39%の下落となり、25日移動平均線を割り込んできました。ジャスダック市場は日足二段下げとなり、マザーズ、ジャスダック市場は新値三本足の陰転2本となりました。

東証二部株は懸念された陰線包み足を回避しましたが、2月14日に続く2度目の差し込み線となったことで、恐らく天井形成でしょう。差し込み線は1本で波動が転換することは稀で、2本での完成確率が高いものです。

そして後場の取引では、新興市場の急落を横目に東証一部の指標銘柄とお伝えしている三菱UFJが一時778円まで上昇。2月16日、17日に778.80円で高値を揃える毛抜き天井形成で3月1日には735.60円まで下落しましたが、この毛抜き天井を抜けると新興市場から東証一部の主要銘柄への劇的な資金移動が起こるものと思われます。

メガバンクはみずほFGが東芝のメインバンク、三井住友FGが株式売り出しのファイナンス中であり、そういう意味でも三菱UFJに注目する必要があります。

FOMCやオランダ議会選挙、明日の日銀金融政策決定会合の結果発表前に迂闊なことは言えませんが、個別銘柄の値動きから判断するに、東証一部がようやくボックス相場を抜け出して、3月期末に日経平均は2万円の大台を突破しているのではないかと予測されます。

主要大型株を主体にポジションを組むべきでしょう。

日々勇太朗

 

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