「転ばぬ先のテクニカル」~上放れのきっかけ待ち

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

注目のFOMCは予想通り政策金利であるFF金利の誘導目標を0.25%引き上げで終了しました。イエレン議長の記者会見からは、FRBが今のアメリカ経済の状況にかなり満足しているが、グリーンスパン時代のような高いインフレはこないというイメージを持っているようです。だから急いでFFを上げる必要性はないと。

昨夜のNY市場の反応は株式が上げ、原油も反発しました。一方でドル円は113円台前半に円高が進み、長期債が買われて金利が下がった。史上最高値にいるNY株を崩すことなく、トランプ大統領にも配慮したようです。ナイス!!

それにしても「へぇ~」と思ったのは、イエレン議長の記者会見で「アメリカの人口の高齢化」という単語が出てきたことです。日本同様にアメリカもそうなったんだと思いました。その中でトランプは「移民の制限」を掲げています。移民は大半が若い。その若年パワーを制限してしまうと、今後のアメリカは昔のような成長が難しいかもしれない。そんなこともあって今回のFOMCはハト派的だったのかもしれません。

さて東京市場は円高進行にも関わらず、反発しました。3月期末決算対策売りも峠を越し、売り圧力が弱まってきた印象です。後は切っ掛け待ちで、いつ上放れてもおかしくないと思われます。

日々勇太朗

 

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