上値重く突っ込み買いの噴き値売り
先週の東京株式市場は引き続き乱高下の一週間でした。週足では一時、26週線割れがあり、その後の戻しで陽線形成となりましたが、5週線と13週線とのデッドクロスが近づいており、週足一目均衡表の転換線が下方転換。当面、上値は重く、突っ込み買いの噴き値売り対処となりましょう。
4月新年度相場入りで期初の益出し売り出やすい
さて、3月30日(月)は配当権利落ち日で、配当落ち分は約230円と見られます。注意したいのは権利取り通過後の反動です。先週末までは配当権利取りや配当再投資などで下値が支持されましたが、受け渡しベースで4月新年度相場入りとなると、年金や金融機関などが期初の益出し売りが出やすく、指数寄与度の高い大型株を中心に現物売りが出やすくなります。
自社株買い少なく信用買い残高水準
また、4月前半は企業の自社株買いが少なくなりやすく、売りを吸収する買い手が不足しがちです。信用買い残も5兆8000億円台と高水準で、権利落ち後に相場が予想以上に落ち込む場合、個人投資家の損切りや追証回避の売りが下げを増幅させる可能性がある点は注意せねばなりません。
海外投資家は状況次第
一方で、4月は海外投資家の買いが入りやすい季節性もあり、過去にも新年度入り後の買い越しが相場を下支えしてきました。彼らは1月から9週連続で現物株を買い越してきましたが、足元2週は売り越しており、ホルムズ海峡封鎖の日本企業への悪影響を重視して行動しており、状況次第の季節性となりそうです。
日銀短観は原油高騰や供給不足考慮した業況判断
さて、今週は4月1日に日銀短観が発表されます。米国・イスラエルによるイランとの戦争も一カ月。今回の短観では原油やLNGなどの価格高騰や今後の供給不足を考慮した上での業況判断となりそうで大注目となりましょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
