「転ばぬ先のテクニカル」~日経平均レンジ切り下がる

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の日経平均は反落しました。一時279円安の1万8703円まで下落し、1月18日安値(1万8650円)に接近しました。26週移動平均線が1万8738円に走っていることから引けに掛けては押し目買いが入りましたが、1月安値を割り込むのは時間の問題でしょう。

1月の下落時は中期の移動平均線の上での調整局面であり、13週線に支えられました。しかし、現在は13週線を割り込み、20日線と60日線がデッドクロス寸前、そして昨日は100日線をも割り込みました。

こうなると1月安値の1万8650円~3月高値の1万9668円の約1000円のレンジが1000円切り下がり、1万7600円~1万8600円のレンジへと移行するものと思われます。そこには52週線(1万7600円)が控えております。

下げの途中の止まり目はトランプショック以降の上昇で残した窓でしょう。日足の窓は1万8614円~1万8501円、1万8222円~1万8175円、1万7967円~1万7884円、1万7764円~1万7727円の四空があり、週足の窓は18106円~1万7967円と1万7668円~1万7394円の二空を残しています。

昨日は新興市場も急落しており、個人投資家には追証発生も観測されています。今までトランプユーフォリアと日銀の買いが入るはず、といった安心感が蔓延して相場を支えてきましたが、相場の需給が崩れると抗うことは出来ません。出きるだけ現金化し、それが出来ないならばヘッジ売りをすることが肝要かと考えます。

辛らつな観測かもしれませんが、「転ばぬ先のテクニカル」は間違いを恐れず、予測される事態をいくつも想定することで、転ばぬ前に切り抜けて次なる展開に備える余裕を持つことを優先します。

日々勇太朗

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