「転ばぬ先のテクニカル」~底入れ後は急速な戻りへ

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の東京市場は反落し、1月18日安値を割り込みました。一縷の望みと思われた指標銘柄の三菱UFJFGの一昨日の「最後の抱き線」は不発に終わり、お伝えしておりましたようにレンジが一段下に切り下がりました。ただ、騰落レシオが78%に、牛熊レシオ(25日線上に位置する銘柄の比率)も8%とシングルに突入、足元は売られ過ぎの域に入ってきました。

昨日は東証二部株、ジャスダック、マザーズの新興小型株市場も急落、相当な追証が発生しているものと思われ、投げ売りによるボトム形成の可能性も出てきました。このような状況ですので、ここよりは追撃売りの局面ではないと思われます。空売り・ヘッジ売りの買い場を探っていくことになります。

米中首脳会談の結果、そして来週のティラーソン米国務長官の訪露後にXデーが訪れるといった観測もあります。株式市場には「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」といった格言がありますので予断は許せません。

エリオットカウントは昨年6月安値からは長期上昇波動の第三波がスタートしているという解釈です。

1万4864円~1万7473円 1波

1万7473円~1万6111円 2波

ここからのカウントが非常に難しいのですが、今日は一つの可能性として以下のカウントを提示いたします。

1万6111円~1万9592円 3-1波

昨年12月21日高値の1万9592円以降が3‐2波で、上値切り上げ・下値切り下げの5波動の拡大波。

1万9592円~a~1万8991円~b~1万9615円~c~1万8650円~d~1万9668円~e~1万8592円とe波ないしは進行中です。

拡大波動形成であれば、底入れ後は急速に起点の1万9592円に戻すことになりましょう。

日々勇太朗

Pocket

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次